こんにちは！
新作の絵本制作用の支持体（下地）作りを油彩テンペラ混合技法（全卵テンペラ）で始めました！
前回の作品は、黄金背景テンペラ技法（卵黄テンペラ）で描きましたが、今回の絵本作品は、油彩テンペラ混合技法を使って描いていきます！
おはなしを作った後、絵の構成に入りましたが、イメージがいろいろ膨らんできて、エスキースを何度も描き直し試行錯誤しながら制作中です！
表紙を合わせて16点の予定で構成しています！
エスキースはまだ全作完成してませんが、支持体を見ながらの方がイメージしやすいので、下地制作に入りました。
今日は、油彩テンペラ混合技法の下地制作方法についてご紹介いたします。
（用意するもの）
兎膠
炭酸カルシウム
チタニウムホワイト
シナ合板
1.膠塗り
兎膠を3時間膨張させてから湯煎で溶きます。
刷毛で縦横に兎膠を伸ばしながら裏表、背面にも塗っていきます。
風通しの良いところで乾かし、乾いたら二層目を裏表に塗って乾かします。
2.下地塗り
炭酸カルシウムとチタニウムホワイトを膠水で溶き、冷めないように湯煎にかけます。
一層目は薄く、縦横に塗っていきます。
支持体は表面だけ塗っていきます。
風通しの良いところで乾かしながら
全部で4層塗っていきます。
2日から3日、完全に乾いたら、支持体を磨いていきます。
また次回研磨方法についてご紹介いたしますね。
完成をどうぞお楽しみに！
販売用のギフトセット見本も制作中です！
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