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■匂坂祐子 Yuko Sagisaka ARTIST STATEMENT
アーティスト・ステートメント

08 (2)

~アートで世界に「愛」を贈る~

中世末からルネサンス期の主要な絵画技法である「黄金背景テンペラ古典技法」と、15世紀末頃から北方ルネサンスで盛んに描かれた「油彩・テンペラ混合技法」による板絵を金箔・プラチナ箔を用いて制作。

聖母幼稚園でラファエロの聖母子に出会い画家を目指す。様々な技法を研究、テンペラ画の世界観に魅了される。

心が洗われるような愛を描きたいと思ったのは、自分が生まれてきた意味を問い続けた中で、二十代で両親の死、その後二度の臨死体験、病気治療、人生の無常を経験した後、”全てはつながっている”という一瞥体験を得て、死は終わりでない、”全てはひとつのものからできている”「無条件の愛」が永遠のテーマとなる。

「人間の存在価値」「生と死」「癒しと希望の光」を、東洋と西洋の融合の中に抒情性と優美なる詩情を、少女、猫、宇宙、聖書、文学、日本神話をモチーフにアートで世界に愛を贈る作品を描いています。

人類の未来が混沌とし、地球の未来に暗雲が立ち込める日が来たとしても、運命を乗り越える力がアートにはあると信じています。

私の作品は、テンペラ画で描く無条件の愛のメッセージです。

Life is an art. Art is to find out the significance of existence of self. 人生は芸術である。芸術とは自己の存在意義を見出すものである。

 

■アーティストになった理由

聖母幼稚園に通っていた頃、ラファエロの描いた聖母子像の絵を見て画家になりたいと思いました。絵を見ているだけでとても幸せな気持ちになり、絵を見た人が幸福になるような絵を描きたいと思ったのがアーティストとしての原点です。

小学校の卒業文集で将来の夢は歴史に残る画家と書きました。なぜそんな夢を描いたのかと記憶を辿ると、自分は生まれてきてもよかったのだろうかと考える中で、時を越えて存在する何かを残すことが自分の存在意義だと感じていたのかもしれません。

自分の世界観を表現する技法を探し求める中でテンペラ画に出会いました。生と死を越えた魂の救済、全ての人には存在する意義があること、人の心に永遠に残る「愛」を描くことが私の使命です。絵画を通して、心が洗われるような愛と光を贈る事が私のアーティストになった理由です。

■人間は何のために生まれてきたのか?

ラファエロの聖母子像を見て画家になりたいと夢を描き、10代から20代は注文制作を受け、主に油彩画で風景や静物・花などを描いていました。

25歳の時、画家になる夢を応援し続けてくれた最愛の母を亡くし、何の為に自分は絵を描くのか、生まれてきたことの存在価値も見いだせなくなり、絵が描けなくなりました。その後、母への想いを込めて描いた作品、能をモチーフにした「海人」(母が子を想うテーマ)を完成させ、絵を描くことで生きる意味を見出すことができるようになりました。

それまでは、母や人が喜ぶ顔を見たくて絵を描いていましたが、自分の為の絵を描きたいという思いが芽生え、試行錯誤しながら自分の世界観を追求し、生きる道を探し求めました。

人間は何のために生まれてきたのか?
答えは一つではないけれど、精神と魂を高め、世界に愛と平和を贈ることが生まれてきた証だと感じます。

これからも「愛」をテーマに、人々の心に永遠に残る希望を贈り続けていきます。